中国映画  | フォ・ジェンチイ

故郷の香り (原題「暖」)

故郷の香り故郷の香り
出演:グオ・シャオドン /リー・ジア /香川照之
ハピネット・ピクチャーズ
発売日 2005-10-28


この映画日本の劇場で見ました。
監督は「山の郵便配達」(原題「那山、那人、那狗」、「ションヤンの酒家」(原題「生活秀」)を撮った霍建起(フォ・ジェンチイ)です。

日本人の香川照之がヤーバ(中国語では唖巴と書いて口がきけない人のことです)を演じています。中国語ができなくても問題ありません(笑)主役よりずっと存在感がありました。東京映画祭で優秀男優賞を貰っています。香川照之はその他にも「鬼が来た!」(原題「鬼子来了」)で中国映画に出ています。

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フォ・ジェンチイ監督が『山の郵便配達』に続き、のどかな村を舞台にピュアな物語を紡ぎだした。故郷を出て、北京で家庭を持ち、10年ぶりに帰郷したジンハーが、幼なじみで初恋の相手だったヌアンと再会。彼女に夫と娘がいることを知った彼は、かつての恋心を甦らせていく。現在と10年前が交互に描かれ、ジンハー、ヌアンそれぞれの秘めた心の内が少しずつ明らかになる過程が繊細に綴られていく。
映像の美しさが一級品。村の自然や、人々の暮らしを静謐にとらえ、観る者の心を癒していく。物語のカギとなるのがブランコだが、乗った者の視点に合わせ、高く舞い上がっていく映像が、村の景観を見せながら、主人公たちのときめく心を表現。自分に想いを寄せるジンハー、村に公演に来た京劇役者、そして現在の夫と、それぞれの男に対するヌアンの複雑な想いが共感を誘う。主演ふたりの誠実な演技に加え、ヌアンの夫で、口がきけないヤーバ役を香川照之が熱演。今もなお、心の片隅に消えない過去の傷を持つ人には、とことん切ない一編になるはずである。(斉藤博昭)

どこをとってもいとおしい映画 2005-10-10
回想シーンの中の2人は本当にお似合いのカップルで希望に満ちているのに、
一体どうして結ばれなかったの?どうして彼女はこんなうだつのあがらない
男と結婚したの?どうしてびっこをひいて歩いているの?
そんな疑問が次々に明らかになり、ラストは胸が痛むほどせつなく、かつ
さわやかで納得の行く形で幕を閉じます。評判どおり、泣けます・・・。ストーリーもいいけど、「癒し」の要素が全編にちりばめられていて、
優しい気持ちになれる映画です。
中国の田舎の風景、川のせせらぎ、鳥のさえずり、主人公のおだやかな語り、
彼女の美しいまなざし、ろうあの男の不器用だけど相手を喜ばせようとする
素直さ、一人娘の愛らしさ、どこをとってもいとおしい映画です。ところで、このろうあの男は日本の俳優、香川照之が熱演しています。
香川氏は数年前の大河ドラマ「利家とまつ」で秀吉の役をやるなど、
演技派の俳優さんですが、この役もほんとにはまっていてよかったです。
私としては、渡辺謙のハリウッド進出と同じぐらいの価値があるのでは?
と思います。だってこの役を演じるにあたって、
日本人だけでなく中国人、韓国人などいろいろな選択肢があった中から選ばれたのですから。


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